講談社ラノベ文庫
2011年12月創刊のレーベル。
読者に愛される“キャラクター”を生み出し、“キャラクターにファンが惹きつけられる”
正統派ライトノベルがコンセプト。
アニメ化やコミカライズ等、積極的なメディアミックスを展開中。


講談社ラノベ文庫は毎月2日発売です。

【特典情報】『シャドウ・アサシンズ・ワールド ~影は薄いけど、最強忍者やってます~』

カテゴリ:
ssです。
講談社ラノベ文庫/Kラノベブックス、
9月新刊担当作の特典情報ご紹介です!

★シャドウ・アサシンズ・ワールド ~影は薄いけど、最強忍者やってます~

空山トキ先生による、
第17回講談社ラノベ文庫新人賞《大賞》受賞作品を、
大人気イラストレーター、
伍長先生に彩っていただきました!


【内容紹介】
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如月小夜という少女がいる。
ごく一般的で、ごくごく普通で、全ての要素が平均的で――そして、異常なほど影が薄い。そんな少女だ。
夏休みの暇潰しにMMORPG《シャドウ・アサシンズ・ワールド》を始めた小夜は、その影の薄さゆえのステルス能力を《忍者》クラスで活かし、超一流プレイヤー【クロ】へと一気に成長していく。
ある日、初心者プレイヤーのヒカリと出会ったクロは、弟子入りさせて欲しいと懇願され、紆余曲折の末パーティーを組むことになる。
だが、しばらくしてクロは、ヒカリの正体がクラスメイトのギャル・朝川明美であることを知る。
リアルの自分を知られればきっと幻滅される――そう思ったクロは、自らの正体を隠すことにするが……!?

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メロンブックス様
伍長先生描き下ろしイラスト空山トキ先生書き下ろしSSブックカバー】
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『クロの防御力』

《AKF》に向けて、クロとヒカリが修行に励みだして二週間ほど経った時こと。
 休憩中にステータス画面を眺めていたヒカリが、ちょっとした疑問を口にした。
「そういえば、師匠ってなんで防御力をあげないんですか?」
「どうしたの急に?」
「いえ、最近アタシと師匠のステータスを見比べて気付いたんですけど。レベルの開きが結構あるのに、防御力に関してだけはそれほどでもないな~と」

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ゲーマーズ様
伍長先生描き下ろしイラスト空山トキ先生書き下ろしSS8pブックレット】
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『気になるあの子』

 アタシ――朝川明美が如月小夜さんというクラスメイトを意識し始めたのは、桜が散り始めた四月中頃のことだった。
 第一印象は物静かで大人しそうな雰囲気の子。
 平均的な身長。平均的な体格。髪は少し長めだ。
 見た目から受ける印象は決して多い訳ではなかった。
 ただ毎日、少しだけ寂しそうな顔で過ごしていて。
 だから……なのかはよく分からないけど、彼女のことがなんだか気になった。

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TSUTAYA様
空山トキ先生書き下ろしSSリーフレット】
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『今は名もなき暗殺者の歌』

「はぁッ……はぁッ……」
 その少女は夜の森を走っていた。
 ここは現実世界ではない。
 VRMMORPGゲーム。《シャドウ・アサシンズ・ワールド》――その中でも初心者が多く活動している地域の一角だ。
 そんな場所で少女は追われていた。
 いわゆる初心者狩りという奴である。どんなゲームでも一定数存在するこの悪質なプレイングスタイルは、ここシャドアサ内でも横行していた。

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また、電子版には伍長先生描き下ろしイラスト空山トキ先生書き下ろしSSがつきます!
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『二次会シャドアサガールズ』

 それは、小夜と明美の《AKF》優勝を祝したオフ会でのことだった。
「ねえねえ、せっかくだしさ! この後みんなで二次会に行かない?」
そろそろ会も終わろうとしていた時、明美がそう提案をした。
「二次会って具体的にはどこに行くの?」
 あまり、というかまったくそういった経験のない小夜が尋ねる。

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さらに、ブックウォーカー様では、上記電子版特典に加えて、空山トキ先生書き下ろしSSがつきます!
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『不思議なアイテム』

 そこは、シャドウ・アサシンズ・ワールド内某所にある深い森の中。
《AKF》に向けた修行も佳境に差し掛かっていたクロとヒカリは、アンデッドウィッチと呼ばれる高レベルエネミーと戦っていた。
「「――ッ!」」
 息の合った二人の斬撃が、青白いヴェールを纏った骸骨を両断する。

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盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!





どうぞよろしくお願いいたします!

【特典情報】『うちの清楚系委員長がかつて中二病アイドルだったことを俺だけが知っている。』『【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキル2』

カテゴリ:
ssです。
講談社ラノベ文庫/Kラノベブックス、
7月新刊担当作の特典情報ご紹介です!

★うちの清楚系委員長がかつて中二病アイドルだったことを俺だけが知っている。

各種作品でご活躍の
三上こた先生と、
大人気イラストレーター、
ゆがー先生がコンビを組んでの最新作!


【内容紹介】
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『災禍の悪夢』を名乗る、中二病の少女――通称メア。
来栖玲緒の、かつての悪友だ。
彼女の写真を撮ったり、それをSNSに上げてバズらせたり――。
本名も知らない少女との、かけがえのない時間。
それは、彼女が事務所にスカウトされて地元を離れるまで続いた。
やがて、中二病アイドルとして芸能界デビューしたメアだが――。
高校に進学した玲緒は、クラス委員長の十七夜凪が、中二病を卒業したメアだということを知ってしまう。
そして、とある事情で、彼女は一年生にして生徒会長になる必要があった。
だが今の凪は、むしろコミュ障陰キャ属性のキャラになってしまっている。
そんな凪を生徒会長にするため、玲緒のプロデュースが再び始まるが……!?

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メロンブックス様
ゆがー先生本編未使用イラスト三上こた先生書き下ろしSSペーパー】
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『秘密の思い出』

「来栖君助けて」
 ある日の休み時間、涙目の凪が俺の席まで来てそう言った。
「どうした。またなんかあったのか?」
 こいついっつも困ってんなと思いつつ訊ねると、彼女は周囲を見回してから声を潜めて事情を話してきた。
「実は、紬がうちに泊まりに来たいって言ってて」
「なるほど。それで俺も誘ってくれたのか。楽しみにしてるぜ」

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ゲーマーズ様
三上こた先生書き下ろしSSペーパー】
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『脱ぐや脱がざるや』


 放課後の喫茶店。
 俺と凪は、今後の選挙対策について話し合っていた。
「結局、選挙って人気投票的な側面が大きいし、凪ちゃんの人気を高めるのがいいと思うわけよ」
「まあ真理だとは思うけど……一番難しい部分でもあるよね」
 俺の切り出した話に、凪は難しい顔をしながらも同意した。
「任せろ。俺にいい考えがある」

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また、電子版にはゆがー先生描き下ろしイラスト三上こた先生書き下ろしSSがつきます!
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『背景』

 昼休み。
 凪と一緒に渡り廊下を歩いていた俺は、快晴の空を見てふと思う。
「そういえば、メアの写真って夕焼けとか夜の背景ばっかで青空をあんまり使わなかったよな」
「まあ、そっちのほうが雰囲気に合ってたからね」
 確かに中二病といえば黄昏時か暗い闇の世界である。俺たちも意識的にそういう写真ばかり撮っていた。
 とはいえ、今では清楚系委員長にクラスチェンジした凪ちゃんである。一枚くらい青空を使った写真があってもいいんじゃなかろうか。
「せっかくだし、今撮ってみるか。はい凪ちゃんポーズ撮ってー」

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★【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~!2

音速炒飯先生と、
大人気イラストレーター、
有都あらゆる先生によるパクパクファンタジー第二弾!
島知宏先生によるコミカライズもニコニコ漫画「水曜日のシリウス」にて好評連載中です!


【内容紹介】
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モンスターを美味しく食べられるようになり、そして食べるほどに強くなる、【モンスターイーター】のギフトを(無自覚に)駆使し、プラチナ級の冒険者に昇格したシャーロット。

昇格試験にともに挑んだ獣人種の少女・ユクシーと再会したシャーロットは、ふたりで冒険者パーティーを結成することに。

さっそく向かったクエスト先で、シャーロットとユクシーは、モンスターに追われている少女と出会う。
彼女の名前はアリシア。
聖女の一族にごく稀に生まれる、聖女と反転した性質のギフトを持つ【黒の聖女】と呼ばれる存在だった。

自らを【聖女】の出来損ないと自嘲するアリシアを、パーティーの仲間に加えるシャーロットたち。

そして彼女たちは、凶暴化したモンスターたちによる、大規模襲撃――“モンスタースタンピード”に、ともに挑むことになるが……!?

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こちら、電子版には音速炒飯先生書き下ろしSSがつきます!
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『シャーロットの現代日本庶民グルメライフ(自分で釣った魚で海鮮丼編)』

 ワタクシの名前はシャーロット・ネイビー。日本のとある大企業の社長の娘で、世間で言うところのご令嬢。優雅なグルメライフを満喫しておりましたわ。
 しかしある日、お父様の会社が倒産して、一般庶民になってしまいましたの。
 最近の楽しみは週に一度の美味しいご飯。アルバイトで貯めたお金で少し豪華な食事を頂くのが何よりの楽しみなのですわ!
 今週の予定は海鮮専門のお店。看板メニューの2000円の海鮮丼を食べる予定ですわ。
「楽しみですわ~!」
 ――ですが。
「お金がなくなってしまいましたわ~!」

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盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!





どうぞよろしくお願いいたします!



【追記】
記事タイトルで作品タイトルを一部省略しているのはこういう理由です
スクリーンショット 2024-06-28 20.44.31

カテゴリ:
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講談社Kラノベブックス、
6月新刊担当作の特典情報ご紹介です!

★勇者パーティを追い出された器用貧乏7 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~

都神樹先生による
「小説家になろう」にて大人気のファンタジー作品を、
きさらぎゆり先生にイラストご担当いただいております、
シリーズ累計300万部突破の大人気作品!
よねぞう先生によるコミカライズもニコニコ漫画「水曜日のシリウス」にて好評連載中です!


【内容紹介】
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自分は【認識改変】を受け、記憶を書き換えられていた――。
それを知ったオルンは、自らの本当の過去を知るために、ヒティア公国に向かう。
一方で、《シクラメン教団》が本格的に動き始めていた。
ソフィアやセルマたちが暮らす、オルンにとっても大切な場所であるツトライルが、教団によって襲撃される。
紅に染まる街。満ちてゆく絶望。
圧倒的な力の前に、蹂躙されていく仲間たち。
慟哭の果てにオルンが見るのは、絶望か、それとも――。
「小説家になろう」発の人気ファンタジー、待望の第七巻!
コミカライズも好評連載中!

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◆電子版
都神樹先生書き下ろしSS
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『最初で最後の贈り物』

 人は死の間際に後悔する者が多いと思う。
 ウチが妖精として自我を持ってから七百年近くが経過している。
 その大半の時間、ウチは崩壊へと進む世界を眺め続け、そこで数えきれないほどの人の死を見てきた。
 死に方やその時の表情は千差万別だ。
 だけど、ほとんどの人間が後悔を残したまま死んでいるように感じる。
 
 ――では、ウチは死ぬとき何を思うのだろうか。

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コミックス最新11巻は6/7発売!
こちらもあわせてお楽しみくださいませ!







どうぞよろしくお願いいたします!

【特典情報】『ちいさな君と、こえを遠くに3』

カテゴリ:
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講談社ラノベ文庫、
4月新刊担当作の特典情報ご紹介です!

★ちいさな君と、こえを遠くに3

『銃皇無尽のファフニール』『剣帝学院の魔眼賢者』ほか多数作品でご活躍の
ツカサ先生と、
大人気イラストレーター、
しらたま先生がコンビを組んでの本作、待望の最新巻!

くうねりん先生によるコミカライズも好評連載中です!


【内容紹介】
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桜が散り、緑が芽吹き――やってくるのは、新しい季節。
旅立ちの――季節。
進級した奏太たちは、声優養成所のレッスンに通いつつ、音楽活動や受験勉強など、それぞれの目標へと取り組む日々を送っている。
中でもソラはその才能が評価され、プロへの道を着実に歩んでいた。
だがそれは、この町を――奏太たちのもとを離れることを意味する。
そしてソラは、奏太に自分の気持ちを伝える。
気付かぬふりで優しい嘘。けれどどうしても捨てきれないこの想い。
「“きみ”がどこにいてもこの声を届けよう。どこまでも――遠くに」
夢を諦めかけた少年と、夢に向かう少女たち。その声はきっと――。

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メロンブックス様
しらたま先生描き下ろしイラストツカサ先生書き下ろしSSブックカバー】
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『忍のアイドル活動』

 去年まで通っていた児童館。
 その敷地を囲む柵の外に、鈴森忍は一人立っていた。
 ――ボランティア委員……しのぶも、やればよかったの。
 柵の向こうでは、去年もボランティア委員を務めていた白瀬空が、子供たちと一緒に鬼ごっこをしていた。
 ――習い事いっぱいあるし……声優の学校にも通うことになったし……ボランティアをする時間なんてないと思ったの……。
 だというのに、自分と同じぐらい忙しいはずの〝らいばる〟はこうしてボランティアを続けている。
「しのぶ……負けたくないのに」

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ゲーマーズ様
しらたま先生描き下ろしイラストツカサ先生書き下ろしSSペーパー】
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『紫苑の推し活』

「ああ……今回の新曲も素敵でしたわ……」
 ほぅと熱の籠った息を吐きながら、東雲紫苑はヘッドホンを外す。
 学習机の上で開いていたノートパソコンのモニターには、大手動画投稿サイトのページが表示されている。
 今見ていたのはLight Momentというロックバンドのチャンネル。五分前に投稿されたばかりの新曲の動画を、紫苑は見終えたばかりだった。

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また、電子版にはしらたま先生描き下ろしイラストツカサ先生書き下ろしSSがつきます!
chiisana3_denshi_blogsam

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『君がいない教室』

 ――ずっと、一緒だった。
 東雲紫苑。あたし――桜乃美沙貴の幼馴染。
 家が近所で、幼稚園に入る前からの腐れ縁。
 しかも小学校の六年間はずっと同じクラス。
 五十音順だと名簿も隣合うことが多く、学年の始まりは席が近かった。

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盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!





どうぞよろしくお願いいたします!

【特典情報】『リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった』『婚約破棄されたので、好きにすることにした。』

カテゴリ:
ssです。
講談社Kラノベブックス&Kラノベブックスf
3月新刊担当作の特典情報ご紹介です!

★リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった

恋狸先生による
webで人気のファンタジー作品を、
都月梓先生にイラストをご担当いただいた新シリーズ!
都月梓先生によるコミカライズも「マガポケ」で好評連載中です!


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新人ダンジョン配信者の世迷言葉。
一階層の攻略中に、リスナーの一人に騙されて(自業自得)、転移魔法陣を踏んでしまう。
言葉の視界が切り替わると、そこは――
未だ誰も到達していない、五百階層の未踏破地域だった。
レベルも強さも初心者な言葉は、配信を続けながら、リスナー頼りで生き残り強くなる!

なお、地上では――
・地上波永続生配信中
・攻略組による支援
・世界的に大注目
な模様。

ダンジョン最下層からの脱出RTA、スタート!

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メロンブックス様
【<恋狸先生書き下ろしSSペーパー】
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『とある世迷リスナーの自堕落な日常』

「いた……ッ! デビルスパイダー! 糸に注意して迎撃! アリサは火魔法を! 前衛は奴の牙を防げ!」
「おう!」
「分かったわ! 【ファイアーランス】!」
 画面には、四人の探索者が、人よりも大きい蜘蛛を相手に戦っている。命がかかっているのだ。司令塔を務める一人の男は、冷静に仲間に指示を出す。
 アリサと呼ばれた女性は、杖を構えて炎の槍を形作り、蜘蛛に向けて射出した。

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ゲーマーズ様
【恋狸先生書き下ろしSSペーパー】
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『世迷言葉に出会う前のARAGAMI』

「――つまらないな」
「最近そればっかりですね」
 金髪のオッドアイ。耳に掛かる野暮ったい髪を弄りつつ退屈そうに欠伸をする男。
 彼はアメリカにおいて、トップクラスとも言えるダンチューバー。世界二位ことアレン・ラスター。
 そんなアレンにやれやれ、と呆れた視線を飛ばすのは、秘書である金髪ポニーテールの女性……ユミナ・ラステルである。

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また、電子版には恋狸先生書き下ろしSSがつきます!
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『ユキカゼの珍道中』

 これは世迷言葉が狼とのスリリングな鬼ごっこに興じている間のお話――。
「流石に人がいなくなってきた」
 鼻より上部を覆う狐面を被る黒髪の少女。
 彼女は日本で唯一Sランクに到達した傑物であり、今はその正体を隠してBランクのユキカゼとして活動している。
 そんなユキカゼは現在、自らのせいでピンチに陥っている世迷言葉を助けるべく、東京ダンジョンを猛スピードで攻略中だった。

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★婚約破棄されたので、好きにすることにした。

Kラノベブックスf!
櫻井みこと先生による
webで人気のファンタジー作品を、
砂糖まつ先生にイラストご担当いただいております!
砂糖まつ先生によるコミックも好評連載中!

【内容紹介】
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メルティガル侯爵令嬢のクロエは、アダナーニ王国の第二王子キリフに、婚約破棄を突きつけられてしまう。
だがそのショックで、OL・橘美沙としての前世の記憶がクロエによみがえった!
「お前がそんな女だとは思わなかった。態度を改めないのならば、婚約を解消するしかないな」
「はい、承知しました」
家を出よう。私はこれから自由に生きる――。
そうして屋敷を飛び出したクロエは、騒動に便乗して近衛騎士を辞めてきたエーリヒを相棒に、自由を求めて旅立った!
すると、氷の騎士と称されるほどクールだったエーリヒが、クロエのことを溺愛してきて……!?

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メロンブックス様
櫻井みこと先生書き下ろしSSペーパー
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『虹の夢』

 屋敷から逃げ出し、エーリヒと一緒に町に逃れてから、数日が経過している。
 エーリヒが色々と手配してくれたお陰で、それなりに暮らせるようになった。
 それに生粋の貴族の令嬢とはいえ、前世を思い出したクロエにとっては、町での生活の方が落ち着く。
 趣味だった料理を思う存分できるのも、楽しかった。
 けれど最近、少し困ったことがあった。
 夢見が悪いのだ。
 しかも決まって、前世の夢だ。

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ゲーマーズ様
櫻井みこと先生書き下ろしSSペーパー
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『幸せな時間』

「うん、快晴ね」
 いつものように窓から空を見上げ、天気を確認したクロエは、そう言って笑みを浮かべる。
 春の暖かな日射しが、心地良い。
 今日は東の広場で薬草採取の依頼を済ませてから、そこで昼食の予定だった。
 そこは自然公園のような場所で、奥の方に行くと薬草もたくさん生えている。

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また、電子版には櫻井みこと先生書き下ろしSSがつきます!
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『いつの日か』

 窓から外を見上げる。
 澄んだ青い空は雲ひとつなく、晴天だった。
 そろそろアイテムボックスの中にある食材も、少なくなってきた頃だ。天気も良いし、散歩がてら、買い物に出ようと思い立つ。
 クロエは部屋で寛いでいたエーリヒに、声を掛ける。
「買い物に行ってくるね」
「ああ、俺も一緒に行く」
 そう言ってくれたので、ふたりで家を出た。

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盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!




どうぞよろしくお願いいたします!

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