【特典情報】『冰剣の魔術師が世界を統べる4』『錬奏技巧師見習いの備忘録』
ssです。講談社ラノベ文庫/Kラノベブックス
12月新刊担当作の特典情報ご紹介です!
★冰剣の魔術師が世界を統べる4 世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する
御子柴奈々先生による
「小説家になろう」にて大人気の圧倒的学園ファンタジーを、
『銃皇無尽のファフニール』『アークエネミー・スクールライフ』などで大人気のイラストレーター、
梱枝りこ先生が彩ってくださった本シリーズ、待望の第四弾!
大規模魔術戦、開幕!
戦乙女は戦場にて、舞う――。
アプリ「マガポケ」でのコミカライズも好評連載中です!
【内容紹介】
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学院の垣根を越えた三人一組のチームで戦う大会――大規模魔術戦。
アリアーヌの誘いにより、レイはアメリアを含めた三人のチームで、それに参加することに。
アメリアは虚構の魔術師リーゼロッテと、アリアーヌはレイと彼の妹ステラとともに、それぞれ特訓に励む。
やがて始まる大会。
注目は、冰剣の魔術師たるレイと、最強の魔術師の座をかけて冰剣に固執する、絶刀の魔術師ルーカスの対決だ。
そうした中で、アリアーヌは胸に宿った、ひとつの想いに気付く。
そして、その感情の名前は、きっと――。
「だからこそ、レイ。わたくしはあなたのことを――」
コミカライズも好評連載中の王道学園ファンタジー、待望の第四弾!
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◆メロンブックス様
【梱枝りこ先生描き下ろし&御子柴奈々先生書き下ろしリーフレット】
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『アリアーヌとの時間』
アリアーヌは、大規模魔術戦の訓練のために俺の実家に来ていた。
ステラとも打ち解けたようで、すっかり仲のいい姉妹のようである。
今はちょうど、訓練も終わって食事も済ませた。
それぞれ入浴も済ませてあるので、あとは寝るだけである。
俺は一人自室で、読書をしていた。
寮でエヴィと過ごすのもいいが、こうして久しぶりに自分の部屋でゆっくりするのもいいものである。
そんな時、扉がノックされる音が聞こえる。
「ん?」
「レイ。アリアーヌです」
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◆ゲーマーズ様
【梱枝りこ先生描き下ろし&御子柴奈々先生書き下ろしペーパー】
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『オリヴィアとの帰路』
オリヴィア=アーノルド第二王女との出会いは、確かに劇的なものだったと俺も思っている。
彼女が人攫いにあっている時に、偶然そこにいた俺が助けたのが出会いだった。
それからは俺のことを気に入ったのか、物凄い頻度で手紙を送ってくる。王族なので、気軽に会うことができないが、それくらいがちょうどいいと思っているのはオリヴィア王女には内緒である。
いつでも会える、という状況になれば彼女が突撃して来るのは間違い無いからな。
「ねぇ、ねぇレイ」
「はい。何でしょうか?」
「大会。凄い調子いいね!」
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また、電子版には【梱枝りこ先生描き下ろしイラスト&御子柴奈々先生書き下ろし小説】がつきます!
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『最愛の兄妹』
「お兄ちゃん、今日こそ負けないよ!!」
「俺も負けるわけにはいかないな」
大規模魔術戦の特訓で、アリアーヌを連れて実家に帰ってきている時の話である。
俺とステラは、早朝にいつもの勝負をしていた。
勝負の内容は、徒競走。シンプルに、五十メートルを競って走るだけである。
俺が学院に入学する前からたびたびこの勝負をしているが、俺はまだ負けたことはない。
もちろんハンデとして、ステラは魔術による身体強化はアリで、俺は魔術の使用はなしである。
「ふぅ」
「うわあああ!! もうちょっとだったのに! お兄ちゃん、もう一回!」
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★錬奏技巧師見習いの備忘録
三止十夜先生による
第11回講談社ラノベ文庫新人賞【優秀賞】受賞作品を、
ラノベ文庫には初登場! な大人気のイラストレーター、
藤実なんな先生が彩ってくださいました!
【内容紹介】
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人類の未来であり希望――赤子たちが永遠に失われた終末の世界。
二一四三年。
彗星落下の影響で、人類全ての遺伝子情報が変質し、生殖機能の消失という未曾有の事態――“最後の審判”が発生した。
そして、人類は絶望の運命へと抗うために、古の禁忌に手を出す。
『人が神に代わり人を錬奏する巧みなる技――“錬奏技巧”』
神の御業を操り、《ホムンクルス》に命を吹き込み、人ならざる新たな人類を生む科学者たち。
人々は彼らを“錬奏技巧師”と呼んだ。
“最後の審判”から七年後の春。
錬奏技巧師見習いの東雲鏡は、五年前に死亡した大切な幼馴染の櫻花に似た少女――白雪と出会う。
出会いは偶然か、運命か――今、空白のページに物語が彩られる。
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◆メロンブックス様
【藤実なんな先生描き下ろし&三止十夜先生書き下ろしリーフレット】
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〈子犬と兎の休日デート〉
――ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……――
上映開始のベルが館内に響き渡る。
白雪と東雲鏡は休日を利用して、〝ヤコブの梯子〟の中間地点にある複合商業施設に来ていた。
『休日デートをするわ』と宣言した白雪なのだが、本当の目的はあくまで鏡を励まそうというものだった。
大体のショップを見終わり、カフェでの軽食を済ませた二人は、休憩も兼ねて映画を観ることにしたのだが――
「――なんでホラー映画なのよっ!?」
盛大な白雪のツッコミ。
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◆ゲーマーズ様
【藤実なんな先生描き下ろし&三止十夜先生書き下ろしペーパー】
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〈九十九瑠璃子の物憂げ〉
――ついに、今日が来てしまった。
瑠璃錬奏工房の二階オフィス。その窓辺に佇む九十九瑠璃子は、本日何度目か分からない物憂げな溜息をついていた。
青空に舞う桜の花びらを眺めながら、先日届いた書状の内容を思い出す。
『錬奏技巧師見習いである東雲鏡を瑠璃錬奏工房にて育成することを命ずる。 連合国家錬奏技巧師協会関東支部』
ゴシックロリータを着た嘲笑する猫の姿が脳裏をかすめ、また口から吐息が零れた。
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◆とらのあな様
【藤実なんな先生描き下ろし&三止十夜先生書き下ろし両面イラストカード】
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〈七曜の星をなぞって〉
――こんなに笑ったのはいつぶりだろうか?
蘆屋七星は心の中でそう思った。
満点の星空の下、あてもなく歩く三人。
笑い声を上げながら少し前を行く少年と少女――〝初めての友達〟である東雲鏡と白雪を七星は不思議な気持ちで見つめていた。
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また、電子版には【藤実なんな先生描き下ろしイラスト&三止十夜先生書き下ろし小説】がつきます!
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〈墓前にお花見を――〉
「――今からお花見に行く気はありますか?」
「え? お花見ですか??」
昼下がりの瑠璃錬奏工房二階オフィスに、間の抜けた声がこだまする。
窓の外に見える桜も見頃を終え、緑の葉でお色直しを始めた今日この頃。
東雲鏡は、九十九瑠璃子の突拍子のない発言に思わず聞き返してしまった。
「今からお弁当の用意、間に合うかしら?」
白雪の斜め上の心配は、とりあえず華麗にスルーしよう。
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盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!
どうぞよろしくお願いいたします!