【特典情報】『序列一位の最弱能力』『味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す』
ssです。講談社ラノベ文庫/Kラノベブックス
7月新刊担当作の特典情報ご紹介です!
★序列一位の最弱能力
第8回講談社ラノベチャレンジカップにて、
『落第ピエロの喜劇論』で《優秀賞》を受賞された
城野白先生による青春ストーリーを、
ラノベ文庫には初登場! な大人気のイラストレーター、
kr木先生が彩ってくださいました!
【内容紹介】
----------
二十年前――人類は唐突に、異能と呼ばれる新たな力を手に入れて。
十年前――その暴走により“アナザー”と呼ばれる化物が生まれた。
そして、そんな化物たちを処理するのが、討伐師と呼ばれる存在だ。
討伐師のひとり、寄川春近は、【怠惰な道化師】という名の異能を使う、札幌地区の序列一位。
彼のもとに、舞上すぴかという少女が、東京から留学してくる。
序列は最低ランクの、いわば落ちこぼれだ。
春近は彼女とチームを組むことになる。
序列一位と落ちこぼれ。
その奇妙なパートナー関係は、やがて確かな絆へと変わっていき……!?
「未来の事なんて、いいのよ。今一緒にいられれば、それで満足なの」
彼らは抱えている。能力と、欠落とを――少年少女の青春ストーリー!
----------
◆メロンブックス様
【城野白先生書き下ろしリーフレット】

----------
ある日の夕飯
完璧な力など、存在しない。
寄川春近の【怠惰な道化師】が、圧倒的なスピードと防御性能を持っている一方で、破壊力を欠くように。
舞上すぴかの【花炎】には、致命的にスピードがなかった。
本人の運動能力も、特別に高いわけではない。討伐師の中では、平均よりやや劣る方ですらある。
◇
「――自分の【固有解】に不満があるとき、か」
まな板の上で野菜を雑に切りながら、すぴかの相談に乗る。水連さんと会ってから、訓練により積極的に取り組むようになり、結果として悩みも増えているらしかった。
----------
◆ゲーマーズ様
【特製ブロマイド】

◆とらのあな様
【城野白先生書き下ろし両面イラストカード】

----------
たまごクラッシャー
黄身を粉砕せず、卵を割る。
すぴかが直面した壁は、彼女にとってあまりに高く険しかった。
無残な姿になった卵の残骸を前に、ぺたりと座り込んで俯く。
「むりむりむり。もう無理よこんなの」
「……いや、ほら、ちょっとずつ良くなってるから。今日のやつなら、殻どかせば使えるから」
「私のせいで、尊い命が無駄になっていくのよ」
----------
また、電子版には【城野白先生書き下ろし小説】がつきます!
----------
序列三十位くらいと幼なじみ
「春さん、一人で活動してるって本当ですか!?」
その日、校門の前で俺を待ち構えていたのは幼なじみの渚だった。
眼鏡の奥の瞳をらんらんと光らせ、ずいずい迫ってくる。
「えっと、なんでここに? 学校遅刻するぞ」
「質問に答えてください。じゃないと渚はどこにも行けません」
「うぐっ……」
上目遣い。と言葉にすれば可愛らしいが、有無を言わせぬ迫力が伴えば凶器だ。幼なじみともなれば、完全に力関係は決まっている。
----------
★味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す
こちらはKラノベブックス!
アルト先生による
「小説家になろう」にて大人気のファンタジー作品を、
大人気のイラストレーター、
夕薙先生にイラストご担当いただきました!
門司雪先生による、「マガポケ」でのコミカライズも好評連載中です!
【内容紹介】
----------
「補助魔法しか使えない能無しの魔法師はこのパーティには必要ない。 お前はクビだ、アレク・ユグレット」
それはある日突然、王太子のダンジョン攻略パーティーの 付き添いをしていた宮廷魔法師アレクに突き付けられた追放宣告。
そして王太子の嫌がらせにより、アレクはパーティーどころか、 宮廷からも追放されてしまう。
そんな彼に声を掛けたのは、4年前を最後に別れを告げたはずの、 魔法学院時代のパーティーメンバーの少女・ヨルハだった。
「――――ねえ、アレク。ボク達と一緒にまた、ダンジョン攻略をする気はない?」
かくして、かつて伝説とまで謳われたパーティー〝終わりなき日々を〟は復活し。
やがてその名は、世界中に轟く――!
――これは、飼い殺し状態であった元宮廷魔法師の冒険譚。
----------
◆ゲーマーズ様
【夕薙先生描き下ろし&アルト先生書き下ろしペーパー】

----------
レグルスからの手紙
「おーい、アレク・ユグレット。お前さんにまぁた手紙が届いてんぞ」
それは、フィーゼルに位置するギルドのギルドマスターであるレヴィエルからの言葉。
ギルドに足を踏み入れた俺の姿を視認するや否や、右の人差し指と中指で挟んだ簡素な手紙をレヴィエルから手渡される事となった。
差出人は誰か。
そんな事を思いながら裏返すと、そこにはここ数日で見慣れた印が押されていた。
「またあのくそ王子か」
側にいたオーネストが首を伸ばし、俺宛てであった手紙を勝手に確認する。
----------
◆とらのあな様
【夕薙先生描き下ろし&アルト先生書き下ろし両面イラストカード】

----------
激辛鍋とオーネスト
「…………」
ゴクリと唾を飲み込む音が殊更に大きく聞こえてきた。
その音を出した張本人であるオーネストの目は泳いでおり、自信家の彼らしからぬ態度であった。
ダンジョンに潜る際、俺とオーネスト間で行う『罰ゲーム』を賭けたやり取り。
どっちの方が多く魔物を倒せるか。
それを競う為に『罰ゲーム』を持ち掛けたオーネストが僅差で負けてしまったが故の現状。
ぐつぐつと煮込みに煮込んだ激辛鍋を食べるという『罰ゲーム』は、クラシアの発案であった。
----------
また、電子版には【夕薙先生描き下ろしイラスト&アルト先生書き下ろし小説】がつきます!

----------
オバケの噂
それは、ある日のこと。
「ね、ねえ、アレク。最近ここらへんで幽霊が出るって噂があるんだけど知ってる?」
恐る恐るといった様子で、ギルドに向かっていた最中、ヨルハがそんな話題を何を思ってか、俺に振ってくる。
そういえば、ヨルハって幽霊とかそういう存在の事は苦手だったんだっけ。
「幽霊ねえ。いや、俺は初耳だなあ」
「じ、じゃあクラシアやオーネストは?」
「あたしも聞いた事ないわね」
「幽霊なんざぶった斬っとけばいンだよ。幽霊っつったって、〝|死霊系《アンデッド》〟と何も変わらねえだろ。ダンジョンに出るか出ないかの違いだけで」
----------
盛りだくさんの特典、ぜひお楽しみに!
どうぞよろしくお願いいたします!